家庭とキッチンの情報コーナー
長年の経験と情報をもとにこのコーナーをおとどけしますが、すべて個人的な情報ということで参考にお願いします。
情報は急速に変化もしますので(特にマーケット値段は)その時に合った自分の情報と照らし合わせて利用してください。
多くの情報は、このコーナーの運営上役に立ちますので、いい情報がありましたら教えてください。
その他、質問がありましたらできるだけ情報提供するように努力しますので連絡お待ちしてます。
INFORMATION IS INTELLIGENCE (情報は知識なり)を合言葉にがんばりますので。


フッ素コーティング フライパン、鍋について
マーケットには、いろいろな種類のフッ素コーティングのフライパンや鍋があります。 フッ素コーティングについてもう一度説明してみます。

デュポン社について
フッ素コーティングの代名詞になっているシルバーストーンはデュポン社の商標です。
デュポン社はアメリカのメーカーで全米でも上位20社内にランクされる大企業で、日本でも繊維、科学、医療と 多くの分野で日本のメーカーと協力して他にもいろいろな商標を持ってます。
フライパンなどに使われている商標は、テフロン、シルバーストーン、 スプラ、プラチナストーンなど品質別に分かれていて当然グレードによって値段も違います。 しかし近年、マーケットの需要がどうしても安いものが中心になり、テフロンとシルバーストンが 以外はなかなか見られにくくなっているのが現実です。日本のメーカーは以前シルバーストーンの 値段が崩れデュポン社の高級イメージを守るためにシルバーストーンを廃止して、プラチナストーンへと マーケット意識を変えようと試みましたが、韓国、中国からの安いデュポン社承認のシルバーストーンが 入ってきて、現在はマーケットで名前の浸透している、テフロン、シルバーストーンの中での グレード分けに切り替えてきているようにも見えます。
テフロン、シルバーストーンは3回コーティング、スプラ、プラチナストーンは 4回コーティングと商品の仕上げ異なります。通常デュポン社が承認してロゴを商品に付ける場合 3回コーティング以上が条件で、コーティングのための特殊な接着剤がデュポン社の優れた技術です。 現在、中国、韓国製のフライパン480-580円の商品は、値段を抑えるために2回コーティングの仕上げ の商品が多いと思われます。
手軽で、こびりつかなく、安いアルミフッ素コーティングの特に炒めるための フライパンは日本でも需要が大きくスーパー、ホームセンターのワゴンに山積みされてます。現在1000円以下 の商品はほとんどが中国製で、日本のメーカーでも生産国は中国のはずです。衣料品をはじめ家電製品まで 生産拠点を中国に求めている以上家庭雑貨のフライパンや鍋も当然のことで品質も向上してきています。


マーケット値段参考比較
商品フッ素コーティング(中国製)テフロンシルバーストーンスプラ、プラチナストーン
フライパン24cm480-580円580-780円 780-1200円1980-2980円
あくまでもマーケット価格の実売値段です。
テフロン、シルバーストーンも安いものは中国メーカーのものです。
商品は24cmですが、現在フライパンは26cmが増えてきています。26cmでこの値段ならお買い得です。
卵焼き、フライパン、炒め鍋を特売では、同じ値段ですが、当然炒め鍋の大きなサイズが同じ値段なら お買い得です。


もうひとつのマーケット ヨーロッパ製
日本をはじめ東南アジアのメーカーは売るためにはデュポン社の商標が欲しく 生産管理を向上させてデュポン社の承認工場になることに必死でした。日本ではシルバーストーンに対抗して スミフロンという商品でデュポン社に対抗した時期がありましたが、現在はほとんど見なくなってます。
そんな中、ヨーロッパのメーカーは(現在日本ではT-FALが有名です)自社ブランド を消費者に訴えることによりマーケットを確保してきました。マーケット的にアメリカの商標(製品)を使うのを 嫌ったせいかもしれませんが、商品構成、販売戦略と家庭用品の総合メーカーらしくマーケットのニーズを創り あげてきたと思います。現在宣伝中の、適温にフライパンが温まると底の模様が消えるなどは、アルミ製品だけを 生産しているのではなくステンレス製品も開発しているからこそできた発想だと思います。
現在、悲しいかな日本はアルミ、ステンレス、琺瑯製品を含め全てを生産している 総合メーカーがなく、海外のこのような大手メーカーに日本の高級品市場も押されてきているのが現実のように 思います。


現在のマーケット状況について
なんだかんだいってもアルミフッ素コーティングは値段の安いものが 中心です。炒め物が多い食生活で使いやすく、手入れしやすいのが魅力のようです。
商品は以前はフライパン24cm、炒め鍋26cmが、少し大きめになってフライパン26cm、 炒め鍋28-30cm(炒め鍋はガラス蓋付)などが増えてきてます。片手鍋も16cmから18cmへ、両手鍋も20cmから 24cmまでと変化してますが、値段は据え置きで大きめを買うほうがお徳感あるようです。
最近は、やっと日本でもIH調理器が人気が出てきて、そのためアルミ底に 有磁性のステンレスを付けたフライパンも出てきました。いいかどうかは正直まだ、解りません。


 値段が安く、お手入れ簡単のフッ素コーティングのフライパン、どんな料理にも便利です。
種類、デザインもいろいろあり目移りします。内面もフッ素コーティングだけでなく凹凸を付けたエンボス加工や 外面はヨーロッパをイメージしたプリントのエナメル塗装など、色もカラフルで豊富です。値段が安いことも もちろん大切ですがキッチンに合ったデザインやカラーの商品を購入することも考えてはどうでしょうか。 玉子焼きとフライパンか炒め鍋の2アイテムは、なるべく同じデザインがいいと思います。
 片手鍋、両手鍋に関しては、ステンレス製も同じくらい安いものがありますし、デザイン的には ホーロー製品も優れていますので、それぞれのキッチンにあった商品を選ぶことが楽しいキッチンライフだと 思います。

これまでの情報コーナー
Vol.001  フライパン 鍋の材質について


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